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おばあちゃんが転んで起きたこと

渋谷を歩いてたら、私のほんの4メートルくらい前で、
小さなおばあちゃんが車道に向かって、ヨタヨタヨタ、バタンと転倒した。

私はその一部始終を完全に目撃してて、
ヨタヨタヨ、くらいのタイミングで足を速めて支えようと手を差し出したけど、
転ぶのには間に合わず、おばあちゃんが腰から落下した後、
すぐに抱きかかえたような状態だった。

でも幸い、肩で自分を支えたから頭は打っていない。

おばあちゃん、頭打たなくてよかったねー、といい様子を伺うと、
打った腰、太ももがちょっと痛そう。

まわりには一気に10人くらいが足を止めた。

おばあちゃんと私のバックをもってくれた方、どうもありがとう。

そしてひとりの男性が、車道が近いから危ないといい、みんなでおばあちゃんを
抱きかかえ、そこにあった寿司屋さんのエントランスの段差に腰を掛けさせた。

おばあちゃん、驚きと「あぁ、またやっちゃった」みたいな気持ちが入り混じって、
ちょっともじもじしてたけど、意識は明確だし、まぁ大丈夫に見えた。

ただすぐに歩くのは無理そう。

ご自宅はどこかと尋ねたら、大通りを越してビルの裏側、ということで、
ほんの5分ほどかな、という距離。

実は私、シモキタのスタジオに向かうところで、時間も結構ギリギリだったんだけど、
そんなことは軽くどうでもよくなり、このおばあちゃんと関わろうと決めて、
集まってくださった皆さんに、

「私、時間あるので、おばあちゃんとご一緒しますから大丈夫です」と伝え、
皆さん心配しながらも散らばっていった。

すると、ひとりの小太りの中年の男性が残った。
そして、おばあちゃんに対してまくしたてるように自宅の場所を詳細に聞き始めた。

「おばあちゃん、家、どこなの?
あぁあそこの裏?
ってことは、〇〇って店の近く?
ほら、あそこに居酒屋があるでしょ?
えー違うの?じゃ、〇〇〇って店があるでよ、あのビルのとこ??・・・・」

おばあちゃん、ちょっと困ったように、

「あのースーパーの近く」といい、

またおじさんが、

「えー? スーパーなんてないよ、あーコンビニ?
セブンイレブンの近く? え?違うの? じゃファミリーマート? どっちなの?・・・・」


私、このおじさんも善意でいてくれてると思ったし、私と同じように心配なんだろうと思ったから、
少しの間観てたけど、ちょっともう無理、と感じたので、ふたりの会話を遮った。

「あのー、私、おばあちゃんとご一緒しますので、近くにいったら確認できると
思いますから、大丈夫ですから」

と、やんわりと、おじさんの詰問を止めようとした。

すると

「お宅、この辺土地勘あるの? 俺も一緒に行ってあげるよ」と言いだした。

私、正直いって、この人とは関わりたくないって感じちゃって、

「本当に大丈夫ですから」と、何度もお礼と共に低調にお断りしてみた。


その時、次なる”難関”登場。

今度は40代くらいの男性。
ちょっと神経質そうな方がすごい早口でまくし立ててきた。

「なにやってんの? なんかあったの?」

「あー、おばあちゃんが転んじゃって、今少し休んでるんです」

すると、

「何やってんの?救急車呼びなよ」と。

「あの、ご自宅も近そうだし、少し様子を見て、大丈夫そうなら送り届けますし、
今、少し休んでるんです」

すると、

「っていうか、こんなところに座ってたら店の迷惑でしょ。
店に迷惑かけてんのわかんないの?

俺だったら救急車呼ぶけど、なにやってんの、お宅」と。

・・・・

まったく、お宅お宅って、世の中の男性って、こんなに人のこと「お宅」って呼ぶのか?
軽く鼓動があがってくるのを感じながらも深呼吸、

「お店の方にも私が説明しますし、大丈夫ですから」と。

そんなやり取りの間にも、例のおじさんは今だおばあちゃんに自宅の詳細を尋ねてる。


その時、私のスイッチがオンになった!

「おばあちゃん、今、転んだばかりで驚いてるし、少し静かに休ませてあげませんか?
様子をみて、その後適切な対応しますから、少し見守ってあげませんか?

自宅の場所は私が確認します。
お店のほうも私が対応します。

大丈夫ですから。」

すると、ふたりのおじさん、私の気迫に負けたのか?

いや、別に脅すように言ったわけじゃなく、ゆっくりと声のトーンをさげて、
理解してもらいたいという願いを込めて言ってみたんだ。

ようやく、お宅も大変だね、とか、ふん、とかいいながら、
ひとりは駅に向かい、ひとりは、その寿司屋に入ってカウンターに腰かけた。


はぁっぁぁぁぁぁーーーーー。
まったく、男ってどうしてこうなんだろう?

(いや、男性全部なんて思ってないよー、でもやっぱり男性は思考回路が違うというか
謎な部分があるのも事実)


どうにか、ふたりのおじさんを払い、おばあちゃんに安心が戻ってきた。

静かになったところで、もう一度、様子を詳しく聞いたら、
気持ちは歩いて帰りたいけど、やっぱり足が思うように動かないらしい。

病院に行った方が安心かと尋ねたら、そうだね、という、
じゃ救急車を呼んでもいいですか?と確認して、おばあちゃんが同意したので119通報した。

それから、到着までのほんの10分くらいかな。

おばあちゃんはもう何十年も渋谷に暮らす、ハイカラばあちゃんだってこと、
でも訳合ってずっと独り身で生きてきたこと。

そして年齢を尋ねたら、なんと94歳だということ!

私、軽くのけぞりました。
だって、いってて70代後半くらいに思えたから。

身なりも美しく若々しい、でも足だけがいうことを聞かなくなっててね、という。
1,2か月前も、同じように転んじゃって救急車呼んでるんだよ、と恥ずかしそう。

うーん、やっぱり危ないね。
せめて杖や押し車を持つといいだけど。

ところでさー、さっきのおじさんたち、なんであんなにせっかちなんだろうね。
と言ったら、笑いながら、ねー、男ってもんはそうだよねー、やんなっちゃうね、って(^^)

ということで、すっかり打ち解けて、仲良くおしゃべりしながら救急車を待ってた。
これも多生の縁だね、って。

救急隊が来てくれて、もうひと安心。
私はそこでお役目終了。

おばあちゃんに別れ際、名前を尋ねられた。
はるみです、と答えて、お別れしてきた。

私はおばあちゃんの名前も聞かなかったなー、とあとから思ったけど、
まぁ、それでいいだろうと思う。


そこから急いでシモキタへ。

ヨガしながら、おばあちゃんの顔がチラチラと浮かび、
やっぱり住所でも確認して、あとから押し車でも届けてあげればよかったかな、とか。
いろんなことが湧き上がってしまった。

ふー、関わろうとしてしまうね。

どうなんだろう。

そうしたいと思ったら、素直にそうしたほうがいいのかな?
でも、それはしないという展開がここに表れている。

カルマヨガについて、瞑想したヨガの時間。

見返りを求めない行為。
欲望を手離した行為。

すべてを神にささげる行為。
神とは天上のひとではなく、私たち内側にある大いなるひとつの存在。

目の前に現れたあのおばあちゃんに神を見出し、その神に捧げるように。

でも、あそこで私たちを取り巻いた、たくさんのひとりひとりにも神は宿るし、
あのおじさんふたりにも、同じ神が宿っているんだった。

そうそう、
区別をつけないようにしよう。

おじさんたちの言動はあくまでもグナの展開のひとつ。
真の存在は、私の内にあるものとまったく同じ、同一のもの。

善し悪しの判断を手離して、私は私ができることをやればいいんだ。

生きていると、起こる出来事すべてに学びの種がたくさんあって、
あぁ、拾いきれないよ。

でも、それでもいいね。

それもいま出来ることでいいね。

おばあちゃんの怪我が大事に至ってませんように。

Om Shanti.

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comment

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Re: タイトルなし

みほー、本当にそうだよね。
そのご夫婦もみほがいてくれてよかった。
なんか気になったから声をかけた、ってすばらしい。
私たち、もっと、他人と関わっていいと思うし、
そのほうが、ある意味自然だと思うんだ。

インドなんかさー、歩いてると人がほっといてくれないよね(笑)
まぁ、あれもどうかと思うけど(^^)


男って。。笑 ほんと縁だね!おばあちゃんも、はるみのおかげで杖買った方がいいって気付けたのでは!笑 私も昨日すれちがった老夫婦が何故だか気になって話しかけたら、絶賛困惑中で解決するまでサポートしたんだけど、こちらが幸せな気持ちになった。助ける・られるとかじゃないね。人と人とは掛け値なしだと感じられたよ。ほんと、日々いろいろ種降ってくるね!
プロフィール

はる

Author:はる
はるです。Sita(シータ)はアシュラムでいただいたスピリチュアルネーム。とても気に入ってます♪

ヨガを通して、ありのままの素の自分に出会える喜びを感じています。
現在、下北沢にあるクリパルジャパン-Yoga of Life-、Yoga Kutir『涼亭』(清澄庭園)、他に、ママとベビーのヨガサークル、NPO活動としてシニアヨガ、企業での福利厚生など、幅広い年代へヨガをシェアすることをライフワークとしています。

2012年4月、東京を離れ神奈川県の相模湖、藤野エリアへ移住。かねてからの願いだった自然と共存する暮らしにシフトしました。

・07.10月北インド・ウッタルカシでシバナンダヨガのTTCを修了。
・08.10月東京でクリパルヨガ教師養成コース修了。
・Yoga Fitシニアヨガ教師養成講座修了
・トラウマ アプローチ ヨガティーチャートレーニング修了
・クシマクロビオティックアドバンスト修了

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